血液検査
[一般的な血液検査]
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肝機能
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腎機能
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血糖・Hba1c(糖尿病の有無)
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コレステロール(LDL、HDL、総)
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中性脂肪
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CRP(炎症の有無)
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D-Dimer(血栓症の有無)
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NT-propBNP(心不全の有無)
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CK-MB・トロポニンI(心筋梗塞の有無)
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TSH・FT3・FT4(甲状腺機能検査)
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CEA・CA19-9・PSA・CA125・SCCなど(腫瘍マーカー)
など
[迅速診断]
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インフルエンザウイルス抗原
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コロナウイルス抗原
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A群β溶連菌抗原
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RSウイルス抗原
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アデノウイルス抗原
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マイコプラズマ抗原
各種感染症検査
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マイコプラズマ
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百日咳
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結核
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B型肝炎
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C型肝炎
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HIV
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インフルエンザ
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アデノウイルス
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A群β溶連菌溶連菌
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コロナウイルス(抗原・PCR)
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性感染症(クラミジア、淋菌)
培養検査
感染症が疑われる場合は、必要に応じて痰、便、尿を培養し、原因となる 微生物の特定を行います。
アレルギー検査(View39)
1度の簡単な採血で39種類のアレルギーの原因を調べられる検査です。
アレルギー性疾患の主要な原因アレルゲンの項目が入っています。
[吸入系・その他]
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室内の塵:ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト
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動物:ネコ、イヌ
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昆虫:ガ、ゴキブリ
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樹木:スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
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草:カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガエリ
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カビ:アルテルナリア(スズカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ、マラセチア、ラテックス
[食物系]
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卵:卵白、オボムコイド
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牛乳:ミルク
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小麦:小麦
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豆、穀物、ナッツ類:ピーナッツ、大豆、そば、ごま、米
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甲殻類:エビ、カニ
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果物:キウイ、りんご、バナナ
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魚、肉類:マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉
心電図検査、ホルタ心電図(24時間心電図)
不整脈や心筋梗塞の有無を調べる検査です。不整脈と言っても、右脚ブロックや1度房室ブロックのように日常生活に問題のない不整脈や、3度房室ブロックや心室頻拍、心室細動のような命に関わる不整脈もあります。
診察時には症状が消失しているけれども動悸や結滞(脈が飛ぶ)、胸痛などが一過性に起こるような方には、ホルター心電図(24時間心電図)をお勧めしています。
レントゲン検査(胸部、腹部、腰椎)
胸部レントゲンは、肺、心臓、胸部大動脈を見る検査です。肺炎、肺結核、肺癌、胸水の有無、心不全の有無、胸部大動脈瘤の有無を主に見ていきます。
腹部レントゲンでは、異常なガスがないか見ています。通常は見えない小腸ガスの有無や大腸ガスの拡張、鏡面像の有無を見ることで、腸閉塞がないか見ています。便秘症の判断にも有用です。
骨密度
骨密度検査はdexa法で骨折リスクの高い、大腿骨と腰椎の検査を行います。
骨粗しょう症は閉経後の50代後半から増加し、60才代女性では2割、70才代で4割が骨粗しょう症と言われています。早期診断、早期治療を行うことで、骨折の予防や健康寿命の延長が期待できます。骨折予防の入り口として骨密度検査は非常に有用と考えております。脆弱性骨折を認める場合は若年成人平均の80%未満、骨折がない場合は70%未満を骨粗しょう症と定義します。
超音波検査(腹部、心臓、頸動脈、甲状腺)
ゼリーをつけて体表から観察する検査です。侵襲がない検査でありどなたでも安全にお受けいただけます。
腹部エコーでは、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などの臓器をみています。
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肝臓:肝硬変、肝癌、肝内胆管癌、肝嚢胞、肝血管腫
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胆嚢:胆嚢炎、胆嚢癌、胆嚢腺筋症
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膵臓:膵癌、膵炎、膵管内乳頭腺腫(IPMN)、粘液産生膵腫瘍
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腎臓:腎癌、腎炎、水腎症、腎嚢胞
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脾臓:脾腫、脾血管腫
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大動脈:腹部大動脈瘤の有無
心臓超音波では心機能評価、心臓弁膜症の有無、心嚢水の有無、心筋梗塞の有無、肥大型心筋症の有無などを評価していきます。
頸動脈エコーでは、頸動脈狭窄症の有無、頸動脈プラークや石灰化などの動脈硬化の有無を評価していきます。
脈波検査(CAVI、ABI)
●CAVI(心臓足首血管係数)
心臓から足の血管まで動脈を伝わる拍動(脈波)の速さを測定します。動脈の硬さを表す指標です。動脈硬化が進行するほど高い値になります。動脈硬化の原因として、高血圧、高脂血症、糖尿病があげられ、これらの疾患の予防・治療が重要になっています。
CAVI9以上では動脈硬化を疑います。
●ABI(足関節上腕血圧比)
足首の血圧を上腕の血圧で割ったもので、下肢の動脈の閉塞を見る検査です。足の血流に異常があると1.0未満になり、0.9未満では下肢動脈閉塞症を疑います。
睡眠検査
睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査になります。睡眠時無呼吸症候群は夜間に呼吸が数秒から数十秒とまってしまう病気です。そのため、睡眠の質が落ち、日中眠い、熟睡感がない、肩が凝るなどの症状がでることがあります。典型的には、肥満で首が短く、下あごの小さい方がなりやすく、血液検査でヘモグロビンが高値になる(夜間の低酸素を反映)などの兆候があります。
当院では睡眠評価装置パルスリープLS-140により夜間睡眠時の呼吸、経皮的動脈血酸素飽和度(SPO2)、脈拍数を計測し、睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査が可能です。
認知症検査
●長谷川式認知症スケール
30点満点中20点以下で認知症の疑いです。自費ですが、軽度認知障害やアルツハイマー発症リスク検査も施行できます。
膀胱がん検査(尿細胞診+膀胱エコー)
尿細胞診とは尿中の細胞に悪性細胞が出ていないか調べる検査です。5段階で評価します。1と2は悪性の疑いは低く、3は擬陽性、4と5は悪性を疑う所見です。膀胱がんや尿管がんのスクリーニング検査です。膀胱のエコーは尿がたまっているときに下腹部に超音波をあて、膀胱内に腫瘍がないか検査をします。血尿などの症状がない場合は自費検査となります。
【尿細胞診+膀胱エコー:6,600円(税込)】